第45回 作文コンクール入賞作品
第45回 作文コンクール入賞作品

入選

《島根県》松江市立古志原小学校4年 岡 桃子
『たくさんのありがとう』

 「ありがとう。いつもごめんねぇ。」
私の家のまわりは、いつもありがとうでいっぱいです。たくさんの親切があります。
 私は2才のときに、ここにひっこしてきました。最初は5けんくらいしか家がなかったけれど、今は10けんになりました。子どももたくさんいます。お父さん、お母さんたちもみんななかよしで、私たちのためにバーベキューをしてくれたり、なべパーティーをしてくれます。
 自分のお父さん、お母さんじゃなくても、毎日いろんな人が声をかけてくれます。すぐにだれかが助けにきてくれます。
 私は、両親が仕事をしているので、毎日一人で家に帰ります。たまに家のカギをランドセルに入れていくのを忘れてしまうこともあります。家に入れなくて困っていると、必ずだれかが助けてくれます。
 「おかえり。どうしたの?」
と、声をかけてくれます。
 「お母さんが帰ってくるまで、うちにきていいからね。」
と、やさしくしてくれます。毎日必ず、どこかのお母さんや、お父さんが近くの子どもたちみんなを見守っていてくれます。
 私たちの家のまわりの人は、畑で野菜は作っていませんが、いつもたくさんの野菜やくだものや魚がとどきます。おじいちゃん、おばあちゃんが作った野菜をたくさんもらったら、みんな近所の人にわけてあげます。「おすそわけ」というそうです。私の家のまわりは、 おすそわけがいつもたくさんあります。お母さんたちは、
 「いつも本当にごめんねぇ。ありがとう。」
と、とてもうれしそうです。私もおいしい野菜がとどくと、とてもうれしいです。たまに外で、ミニトマトをみんなで食べながら、遊んだりします。
 私のおじいちゃんが作ったハチミツやキウイも、みんなとてもうれしそうにもらってくれます。私もそれをとどけにいって、「ありがとう」と言われると、とてもうれしい気持ちになります。
 大きいお兄さんやお姉さんたちも、みんな小さい学年の子にやさしくて、いつもめんどうをみてくれます。中学年になっても、ようち園やほいく園に行っている子たちと遊んでくれます。私も小さい子たちのお世話が少しずつだけど、できるようになりました。
 かくれんぼは、必ず大きい子が小さい子とペアになります。トイレもつれていってあげます。小さな子たちは、みんな「ありがとう」とかわいく言ってくれます。
 たくさんの「ありがとう」や助け合いは、みんなを笑顔にするのだなと思いました。私は、たくさんの「ありがとう」に感しゃする気持ちをわすれないようにしようと思います。そして、たくさん「ありがとう」と言われる人になりたいです。たくさん親切があって、たくさん「ありがとう」がある松江市が私は大好きです。

このページのトップへ