第49回作文コンクール入選作品
第49回作文コンクール入選作品

入選

《松江市立義務教育学校八束学園》5年 伊藤恵理 
 大切にしたい「ありがとう」の気持ち

 「ありがとう」という言葉は、私の大好きな言葉の一つです。人から言ってもらってもうれしいし、自分から人に伝えても、相手に自分の気持ちを理解してもらえる最高の言葉だと思います。私たちが生活していて、相手に感謝の気持ちを表す「ありがとう」の言葉は、なくてはならない言葉だと思います。
 わたしには、5年生になって「ありがとう」の言葉を伝えたいと思っている方がいます。その方は、平賀教頭先生です。直接先生に向かって感謝の気持ちを伝えられていないので、この作文で「ありがとう」の気持ちを伝えたいと思います。
 それは、5月にあったサンレイクの宿泊研修でのことでした。初めての宿泊研修で、私はとても不安な気持ちの中、家を出発したことを覚えています。出発式で、私はさらに不安な気持ちになりました。班の中で、私のほかにもう一人いた女子がお休みとわかったからです。「班の中で女子が一人で、どうやってこの二日間を過ごそう」と私は、乗り込んだバスの二人席に一人すわりながら暗い気持ちになりました。
 教頭先生は、出発式で「この研修でみんなの笑顔が見たい」と言っておられましたが、そのときの私は、自分が笑えるときはないだろうと思いながら、バスの中で外をながめていました。サンレイクに着いてから、いろんな研修や体験をしましたが、教頭先生はそれぞれの場面でさびしそうにしていたり、不安な気持ちでいた私に声をかけてくださったり、おもしろいポーズで笑わせてくださったりしました。
 そのおかげで、私も暗い気持ちが明るくなったように思いました。先生の私への親切な行動があったから、私はこの宿泊研修を乗り切ることができたと思います。先生の親切に、「ありがとうございます。」と伝えたいです。
 この夏休み、私は今まで見たことのなかった高校野球をテレビで観ることにはまりました。島根県の大社高校が全国の強いチームに負けることなく、チームみんなの力を合わせて勝利するすがたに感動したからでした。一つひとつの試合がすばらしく、勝利するたびに私もこのチームから力をもらったような気持ちになりました。
 甲子園から帰って、野球部のかんとくの先生も選手も、インタビューのときに、たくさんの応えんが力になってここまでこれたことや、たくさんの応えんに対して「ありがとうございました。」と、感謝の言葉を言っていました。ここでも、私は人に対して感謝の気持ちを表すことの大切さを学んだ気がしました。
 「ありがとう」という気持ち、言えそうでもなかなか直接言えないこともありますが、はずかしさを乗りこえて、直接相手に伝えられる人になりたいと思います。感謝の気持ちがあれば、自然とその言葉は出てくるように思います。
 私もいつかだれかに、自分がした行動に対して、「ありがとう」と言ってもらえるりっぱな人になりたいと思います。

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